ブックレビュー
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ぼくのおかしなおかしなステッキ生活

著者 坂崎重盛
求龍堂 (1,800円+税)
254ページ




「あの井伏鱒二も小林秀雄も若い頃から
 ステッキ愛好家だった」


 某ドイツ文学者から、"ステッキ先生"の称号を授けられたステッキコレクターにして当ブログの寄稿者・坂崎重盛による待望の奇書『ぼくのおかしなおかしなステッキ生活』が刊行された。

 著者が約三十年にわたって世界各国で収集した珍しいステッキとの愛しい関わりを私小説的に語りつつ、かつての学生、文士からサラリーマンまでが年若くしてステッキを紳士のたしなみとして手にし、ステッキ生活をエンジョイしてきたを文芸作品や、当時(明治、大正、昭和初期)の風俗漫画などがふんだんに紹介される。

 ステッキといえば介護用の杖―としか思い浮かべられない今日の文化の貧しさを訴えつつ、

 ○なぜステッキは紳士必携のアイテムだったのか?
 ○かつての紳士はどのようにステッキとの関わりを楽しんだのか?
 ○いつ、なぜステッキ文化は消え去ったのか?
 ○ステッキを手にする得と徳とは?
 ○今日、オシャレなステッキを求めようとしたら、
   どうさがし、どこへ行けばよいのか?

 などなどステッキ文化復興のための指南書、また文明、文化に関心を抱く読書人必読の書。
 収録図版百点余。人名、書名、事項索引付。



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